今回は「シロアリ」についてお話をしていきます。
住宅トラブルの中で頭を悩ませる方が多いのが、
「シロアリ」
です。
では、そもそもシロアリはどこから侵入するのでしょうか?
そして、どんな対処をすべきなのでしょうか?
住宅建築コーディネーターであり、ホウ酸を使った防蟻処理の専門家である森本さんにお話を伺いました
シロアリはどこからやってくるの?
シロアリは、4月から7月頃、羽アリとして庭に降り立ちます。
その後庭を掘り進み、住宅基礎の中に侵入してきます。
それから配管や基礎の内側を上がり、壁の内部や床根太に到達するのです。
このように、シロアリはごく小さな隙間から家屋に入ってきます。
そして、
・家の外から見てわかる形に蟻道は作らない。
・通常は光の当たらない場所から壁内に侵入する。
という特徴もあるため、覚えておきましょう
何に気を付けるべき?
では、自宅にシロアリを発生させないためには、どのような対策が取れるのでしょうか?
シロアリはエサがある場所や湿気を好みます。
よって、
「庭に切り株や木材の残骸」
があると寄って来ます。
古雑誌なども直接土の上に置いているとそれもシロアリのエサになってしまいます。
そして、床下に湿気が多いとシロアリを呼び寄せてしまいますので、床下換気で湿気をこもらせないことも重要です。
基礎の形状としては
「布基礎」
よりも
「ベタ基礎」
の方が侵入経路が少ないため、危険度が減るという点も覚えておいてください。
また、シロアリの飛べる範囲は数百メートルなので、近所でシロアリが発生した場合は注意しておきましょう
事前のシロアリ予防も大切
前項であげたような対策も大事ですが、シロアリを防ぐためには専門家による防蟻処理が重要です。
新築時には建築基準法で防蟻処理が義務付けられていますが、薬剤の寿命は5年から10年です。
そのため、定期的な防蟻処理を忘れないようにしましょう。
次回の記事では、詳しい防蟻処理についてご説明します。
防蟻処理についてもっと話を聞きたいという方は、ぜひ住宅建築コーディネーター協会にお問合せください。
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最後までお読みいただきありがとうございました