住宅のプロが作る家とは?「老いることを考えた」家づくり

先日ご自宅を新築された、住宅建築コーディネーターであり工務店経営の新保さんの

リアルレポート③

今回も「家づくりについてお話をしていきます。


住宅建築コーディネーターであり工務店経営の新保さんは、ご自身で自宅を建設する際に、

「自分も家族も老いる」

ということを考えて設計したそう。

これを念頭におき「住宅のプロ」として家を建設しましたが、建てた後に「もっとこうしておけば・・」という反省があったようです。

いったいどのような改善点があったのか、これから家を建てる人はぜひ参考にしてくださいウインク

 

 

介護や看取りがしやすい家

新保さんはご自身が長男ということもあり、両親の介護は自分がすることを前提に考えていました。

そのため、その未来を想定して介護や看取りのしやすい自宅を設計されたそうです。

具体的に考慮した点がこちらです。

・入口のステップの作り
・ポーチの階段有無
・踏み台の高さや幅
・かまちの高さ
・家に入ってからの動線
・車椅子を考慮して一階はすべて引き戸
・お風呂も引き戸
・手すりの設置(用途に合わせて形状も考慮)

住宅のプロがここまで考え設計すれば、非のうちどころはないように思えます。

しかし、建設が終わり、実際に生活をはじめてから、
「廊下の幅はもっと広げた方がよかった」
「日当たりや風向きが少し想定と違っていた」

など、気になるポイントも出てきたとのこと。

プロでも想定できなかったことなので、全てを完璧に仕上げることは難しいのかもしれません。

しかし、「チェックすべき観点」としては、ぜひ覚えておくと良いでしょうおねがい

 

 

 

リフォームにおけるバリアフリー

今回新保さんは新築の家をバリアフリー設計にしましたが、リフォームでバリアフリー仕様にする、ということの方がケースとしては多いかもしれません。

「元の家を活かす」ことが前提になるリフォームでは、既存の家の中で収めることになるため、できることとできないことが出てきてしまいます。

例えば、
・家の作りによってはドアから引き戸に形状を変えられない場合もある
・木造住宅において手すりの後付けは構造上難しいこともある

などです。

もちろん、できる範囲で実施することにはなりますが、これから新築し、ゆくゆくはリフォームを、と考えている方であれば、
「叶えたいリフォームができること」
を念頭に、家を設計すると良いですねニコニコ

 

 

家の作りに迷ったら住宅建築コーディネーターに相談を

プロが自宅を手がけても、迷ったり、後々気がつくことがあるのが「住宅」です。

そのため、家を建てたいと思ったときには一人で悩まず、ぜひプロに相談してください。

住宅建築コーディネーターは、
「中立な住まいの相談員」
として、アドバイスさせていただきますウインク

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