今回は「車上あらし」についてのお話をしたいと思います。
無人の車を狙って発生する車上あらしですが、仕事中ちょっと車を離れた隙を狙われてしまった、という人もいるでしょう。
そこで今回は、車上あらしが発生しやすい場所と、車に置きっぱなしにしておくと危険なアイテムを、元警察官である防犯アドバイザーに教えてもらいます
車上あらしはどこに現れる?
車上あらしは無人の車を狙うため、多くの場合、
「駐車場」
に現れます。
その中でも、
・コインパーキングなど時間貸しの駐車場
・バーのない月極駐車場や青空駐車場
・コンビニや商業施設の駐車場
が狙われやすい場所として挙げられています。
無人の車が多く、自由に出入りがしやすい場所は、やはり危険なようです
狙われやすい時間と盗られやすいアイテム
車上あらしが狙いやすい時間は、
「昼間」と「夜間」
です。
時間帯によって狙われやすいものが変わるため、それぞれ確認していきましょう。
【昼間】
・財布
・カバン
最近では、スマートフォンだけで買い物ができるため、車にカバンや財布を置きっぱなしにしてコンビニやスーパーにいく人も多いとのこと。
車上あらしは、このような買い物中の隙を狙ってきます。
【夜間】
・外付けのカーナビ
・ETCカード
・工具(電動ドリル・発電機など)
・ゴルフバッグ
仕事の道具を置きっぱなしにしたり、翌日必要なものを積んでおいたりする車を、車上あらしは狙っています。
個人情報の書かれた書類などもターゲットになることもあるため、仕事で車を使うかたは気をつけてくださいね
「何も置かない」が一番
車上あらしは車一台で高額のものを狙っているわけではありません。
高くても数万円程度、むしろ小銭が外から見えただけでも、窓を割って盗んでいきます。
そのため、車を離れる際には何も置かないということを、心がけておいてくださいね。
住宅建築コーディネーター協会では、今回アドバイスをいただいた防犯アドバイザーによるセミナーも実施しているため、興味のある方はぜひお問合せください。