今回は「防犯対策」についてのお話をしたいと思います。
家の新築やリフォームの際に、「防犯設備」を検討する人は少なくありません。
しかし、内装業者や家の設計士は、防犯という点ではプロフェッショナルではありません。
そこで本記事では、元警察官の防犯コンサルタントが監修する正しい防犯対策を伝授。
さまざまな犯罪事例に対し、どんな対策が有効なのか、詳しく解説します
家の防犯、何から始めるべき?
「防犯」を考えるのであれば、まずは「犯罪」のことを知らなければなりません。
なぜなら、なんの犯罪を防ぎたいのかによって、防犯対策が変わってくるからです。
夜間の空き巣対策がしたいのか、店舗での万引き対策がしたいのか、覗き見を防止したいのか。
それぞれの「住宅」において、どんな犯罪の心配があるのかをまずは明確にしていきましょう。
そして、その犯罪はどうやって起こるのかを知った上で、手口を防ぐための最適な対策を検討していきます
犯罪のことを知り、周辺の犯罪発生状況を知る
自身の住宅における犯罪リスクを知るためには、「周辺にどんな犯罪が多いのか」を調べてみましょう。
周辺の犯罪状況はお住まいの地区を管轄する警察署のホームページに掲載されています。
例)神奈川県警
https://www.police.pref.kanagawa.jp/ps/38ps/38mes/38mes701.htm
また、近隣で事件が発生した場合にはお知らせメールを受け取れるサービスもあります。
■警視庁提供/デジポリス
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/tokushu/furikome/digipolice.html
■神奈川県警提供/ピーガルくん
https://www.police.pref.kanagawa.jp/mes/mesd5010.htm
■大阪府警察提供/安まちアプリ
https://www.police.pref.osaka.lg.jp/seikatsu/11608.html
注意すべき犯罪がわかれば、おのずと実施すべき対策が見えてきます。
ぜひ普段から近隣の犯罪情報への感度を上げておきましょう
次週は最も効果的な空き巣対策を公開!
では、対処したい犯罪が「空き巣」の場合に、最も気を付けるべきことは何だと思いますか?
その答えは、次週の記事でチェックしてください!
空き巣はどこから侵入し、警察は空き巣のどこをみているのか。
詳しく解説していきます。