今回は、「マンションの価値」についてのお話をしたいと思います。
中古の戸建て物件が売買される際、価格のほとんどが「土地の資産価値」により左右されます。
ある意味、戸建ては「土地があることが強い」とも言えるでしょう。
一方、マンションは空間を買うため、価値は「立地」に大きく影響を受けます。
マンションは周辺環境が第一
つまり、立地条件がよくなれば価値は上がるし、逆に悪くなれば価値は下がります。
もちろん地価自体も変動するため戸建てにも影響はありますが、立地条件の変動はマンションの方がより大きな影響を受けます。
戸建ての多い住宅団地の中にあるマンションよりも、平地で駅近、ショッピングモールが近くて、徒歩でなんでもできる場所の方が、マンションの価値はあがるのです。
築20年で資産価値が上がることも・・・・
例えば、近年広島駅の周辺が再開発されており、駅ビルの新設などで駅周辺環境がガラリと変わってきました。
そのため、駅周辺の立地条件が大きく向上したのです。
それにより、駅界隈に建っていた中古マンションの価値も上昇し、築20年ほどの中古マンションでも、購入時より資産価値が上がるという現象が起こっています。
立地条件が向上しそうな場所を選ぶ
マンション周辺の立地がどのように変貌するのか、あらかじめ知るのは難しいでしょう。
ただ、駅から遠い住宅街よりも駅周辺の方が、街の再開発や路線拡充による利便性の向上などにより、立地メリットが受けやすいとも考えられます。
そのため、マンションを購入する際には、物件自体の価値に加え、「立地」もしっかり確認するようにしてください。
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